隣町のフォーンおばちゃんが、村内で作られた手織りコットンで作る手縫いのタイ・パンツとジャケットが届きましたよ~。
「最近、おばちゃんの真似をした商品がたくさん市場に出回っているけどね、布を見れば手織りかそうでないか、こっそりミシンを使って手縫い風にしているかなんてすーぐわかるんだよ。あなたたちもだまされちゃぁいけないよ。」とおばちゃんは、数枚のコットンを私たちにみせ、「さぁ、どれが手織りでしょう。」 と質問をぶつけてきました。「あくまでも予想ですが、、、」と答えたホンの答えが見事正解し、少しづつおばちゃんの信頼を得つつあります。
おばちゃんとの出会いは、偶然の出来事でした。
私たちは、ある柄の手織り布の織り場を探していたのです。バイクで山道を上っていっても見つからない、、、山道を下り、小さな小道を入ったところに”縫い物します。”という看板を見つけたので、最初はズボンの裾上げなどをしているのかな?でも布に係わる人なら何か知ってるかな?と思い訪ねてみたのです。話をしていくうちに私たちの目的の布は、おばさんの知り合いのカレン族の村で織られていることがわかりました。場所を聞いて、帰ろうとしたとき、「ちょっと、あなたたち私の作品見てみるかい?」と一言、すてきな手縫いのタイ・パンツを見せてくれました。続けておばちゃんは、こう言いました。「お店はじめたばかりなんだろう?これ、持っていってみなさい、売れるから。」最初は、店に雰囲気に合うかなぁ??と少し躊躇したのですが並べてみると、店全体になんともいえない重みが漂いました。次の週末に「おばちゃん、売れたよ。みんな丁寧な仕事だって感心して買ってくれたよ。」と伝えると、「今度はこれもっていきなさい。」と手縫いのジャケットを見せてくれました。
おばちゃんは、日本へ販売する他企業のオーダーも請けています。でも、型、つまりパターンの著作権は、おばちゃんにあるとのこと、その基本のパターンに異なる装飾を施して、オーダー製品にしています。今回、私たちが仕入れたのは、おばちゃんのオリジナルです。「本当は、オーダーは、ほどほどにして自分のオリジナルを作りたいんだ」というおばちゃんの願いが詰まった全て違う縫い模様の入ったジャケットです。
是非!店頭にてお確めください!
首周りや袖には、全て違った刺繍がされています。 |