2011/05/28

Fantastic Planet

1973年のカンヌ国際映画祭にてアニメーションとして初めての審査員特別賞を受賞したルネ・ラルー督によるフランス チェコスロヴァキアの合作長編アニメーションのファンタスティク・プラネット。最近、YouTubeで多くの作品が見れることを発見し、見事にはまってます。YouTubeの動画は、こちら

2011/05/27

日常の小話- ;;雨;;;

 最近、私の中でガラリとその存在意義を変えたもの、それは、「雨」です。バンコクにいるころの「雨」の存在は、「迷惑なもの」、突然降りだすスコールは、アスファルトの地面をアッと言う間に覆いつくし、下水溝から油まみれの真っ黒い排水が漏れ出し、急いでタクシーに乗り込めば渋滞で一向に前に進まない、「しまった、つかまってしまった。」という少なからずの後悔にさいなまれる存在、それが「雨」だったのです。

それが、夏を迎えたチェンマイに身を置いてからは、「雨」は、まさに「恵みの雨」にその存在意義を変えたのです。 ゴロゴロと空が鳴りはじめると期待が高まります。「しまった、つかまってしまった。」が「やってきた!」に変わったのです。空が鳴りはじめると草木がざわめきはじめ、涼しい湿気を含んだ気持ち良い空気が鼻孔をくすぐります。降り始めた雨は、急ぎ足の心を穏やかに沈め、私たち2人は自然とコーヒーカップを片手にボーっと屋根から流れ落ちる水に見入るのです。気温も34度から26度まで下がり、まさに天然のエア-コンディショナ-、30度を越えると、もうエアコン買ってしまおうかと思い悩みますが、雨が降り出すとそんな悩みも吹き飛びます。チェンマイでは、なるべく自然に沿って生きていきたいものです。

身の回りの環境が少し変わっただけなのに、不思議なものです。



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仕事場周辺で起こる日常の出来事をチェンマイの自然の中で生きる人や動・植物のレポートと交えて「日常の小話」のラベルで紹介しています。

2011/05/26

日常の小話-気質の違い?

チェンマイに来てから「これは気質の違い?」と感じることが多々あります。気質とは、個人の性格の基礎になっている遺伝的・生物学的な一般的感情傾向または性質を示すものだそうで、気質の違いとは言ってみれば、同じ環境で同じ経験をしてどう感じるかの違いだと思うのですが、それは、不快に感じることもあれば、快く感じる場合もあります。 遺伝的・生物学的というのがどこまで含まれるのかはわかりませんが、文化や歴史なども多いに個人の感情傾向に影響しているのは言うまでもありません。
と少々大げさですが、日常生活においては、ほんの小さな疑問「?」にすぎません。が、そんな一幕を紹介します。
 
●アイスクリームと誕生日
数日前に近くで万屋(ヨロズや・小さな雑貨店)を営む親戚のおばちゃんが、「今日、私の誕生日だから、はいどうぞ。」と2つのアイスクリームを私たちに手渡しました。タイでは、自分の誕生日は周りから祝ってもらうものではなく、周りに感謝する日だそう、、、私たちは、「喉がかわいた」、「小腹が減った」、「猫のご飯が切れた」、「セロテープがない」、「シャンプー買うの忘れた」、などなど様々な理由でこの万屋を1日平均2回利用しているので、そのお礼だったようです。でも、それをやったことで来世の自分に”徳”があるとのことなので、もらう事で”徳”返し、お互いの”得”ということで、日本のように物をもらった際に礼儀として遠慮し合うようなことは、まず無い、ようですし、欧米のようにいらないものをいらないとはっきり言う必要もないようです。

●黒猫の話
タイで黒猫は、”お化け”として嫌われ者です。そんなかわいそうな黒猫が3匹もいる我が家ですが、黒だけと思っていたら、白・黒も黒と同等らしく、近所のチャオバーン(タイの一般庶民・地域住民を指す言葉で特に大卒などでない、いわゆる学が無い人を示しているような使い方)が家を覗きにきて、「ウワッ、黒猫だらけ」と絶句します。白・黒猫もとなると我が家は8匹中6匹が”お化け猫”になります。

以外にこの信仰は強いようで、「今朝、市場で”ネコを20Bで差し上げます。”と張り紙して置いてる人がいたよ」とお姑さんが言ったので、冗談で「じゃぁ、家のおちびちゃんも欲しい人いるかな。」と言ったところ、「置いてあったのは茶色の猫だよ、黒猫は、お金と一緒に置かないと駄目。」 つまり、黒猫は、お金を払ってもらってもらう存在だそう、、というよりお金目当てで黒猫を仕方なく持って帰るそうです。

●またまた猫の話
猫の多頭飼いが圧倒的に多いご近所事情、我が家も8匹、裏の家にも8匹、そして昨日来た電機屋さんが「家に8匹の猫がいるけど、好きだったらあげるよ。」と言っていたように1匹受け入れるとあっと言う間に8匹が主流のようで、8匹になってしまった理由はそれぞれでしょうが、我が家の場合は、生後1ヶ月ちょいの3匹の子猫を連れた母猫が引っ越してきて、どこの猫かと万屋で聞いたら、「それは、裏の猫よ。時々、飼い主さんが探しているわ。」とのことなので避妊手術をできずにいたら2回目の妊娠、そして、4匹の子猫が我が家で生まれたという理由です。
そこで、このように余所猫が自分の家で子猫を産んでしまった場合、上に紹介したように市場で売るということもありますが、多くはお寺に置きにいくようです。お寺に置きに行かないで、きちんとご飯をあげて面倒をみることも”徳”のひとつだそうで 、そのおかげで近隣住民から迷惑がられることがないのが幸いです。といっても、近所の家まで距離があるのでまず敷地から出ていきませんがね。

その他、●やった者勝ち ●ちょっとだけじゃない ●新富裕層 と次々にタイトルが思いつきますが、次の機会にしておきます。今回は、”気質の違い”というより、どちらかと言えば”徳”についての話になってしまいました。




相思相愛、すばらしい兄弟愛の
愛情深き我が家のお化けちゃんたち、
ジャック、キキ、ジジ















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仕事場周辺で起こる日常の出来事をチェンマイの自然の中で生きる人や動・植物のレポートと交えて「日常の小話」のラベルで紹介しています。

2011/05/19

introduce about our business.

とタイトルを英語で書いたのには意味があります。
私たちの会社の英文説明をチュラロンコン大学の文芸学部で教鞭をとっている、お友達が書いてくれました。翻訳料を訊ねたところ「いらない、勉強になるから。」とのこと、、、時々、N.Y.のお友達もお馬鹿な私の英語を見てくれますが、その方の返事も同じ、、出来る人は、心が広いです。
人の優しさが身にしみる年齢となりました。
感謝・感謝 ありがとう!!







新機能。

これから雨季を迎えるチェンマイ、もうこれ以上湿度の影響は受けたくないとホンの年季の入ったコンプレッサーに新機能が搭載されました。











良く見ると左のビーカーのようなガラスが曇っているのがわかりますか?ここに湿気による余計な水蒸気がためられるそうです。湿度計とにらめっこし、ベストな湿度になった時だけ着色ができるという状況から、少し、抜け出せそうです。ちなみに右のビーカーは、油をコントロールするそう、、。


チェンマイに来た当初は、生産までやるとは考えてもいなかった私たち。図面までの仕事と思ってました。しかしながら、デザインしても作れる人がなかなか見つからない状況に「自分たちでできることは自分たちでやる」というスタンスに序所に変わっていきました。私たちの作業場の裏には、木工の工房が軒を連ね、近くには小さなセラミックの工房があり、少し山に入れば山岳民族が布を織り、シルバーを作っているという恵まれた環境。でも、従来のものと少しでも違うものをお願いすると、職人さんたちは混乱してしまいます。家具もテキスタイルもやってみたい、でもそれは時間のかかる仕事です。少しづつ、形にしていくことができればなと思っています。

召し上がれ?

丼もの好きですか?
では、こんな丼はいかが。「丼盆栽」、さぁ召し上がれ。??


















チェンマイの隣にランパーンという町があります。
ランパーンは、知る人ぞ知るセラミックの町。大・小、何百ものセラミック工場が存在し、「あらぁ、、あれも?、、、これも?」と思うほどの世界に誇るブランドメーカーが製造を依頼しています。
あまり、良い話ではありませんがそのブランド物の商品の製造発注数を越えてしまった商品が「あら、、こんなところに、、、かわいそう。」という状態で、本当に驚くような、、言ってみればボロイ市場で、日本円にして30円くらいの価格で売られているのです。生産した製品全てがA級品とはいかないのセラミック商品。工場は、それを考慮して発注数を上回って製造しなければならない。しかし、メーカーは、発注数以上は買い取らない、、、出来が良いのに買い取ってもらえない子たち、、、または、残念ながらB級品となってしまった子たちが、町の市場に流れてきているのです。本来なら、割って処分するのが企業の筋でしょうが、そうもいかないのがタイ社会。
最近の私のマイブームは、そんな器たちを買ってきて植木を植える、、名づけて「丼盆栽」です。



※大好評を頂いている「banromsai+rendee design」のマグネット内臓ネコ型箸置き。写真のこれは、まだ販売されていない黒ネコバージョンですが、現在、ピンク・オレンジ・黄緑の今期バーンロムサイ・コレクションカラーが、東京六本木のAXISビル3F SAVOIR VIVRE (サボア・ヴィーブル)でのバーンロムサイ展にて販売中です。
是非、ご来場ください。

バーンロムサイ展 
■5月13日(金)〜5月22日(日)  11:00~19:00    *会期中無休
*5月13日 17:00よりオープニングレセプションを行います。
■会場 : SAVOIR VIVRE (サボア・ヴィーブル)
港区六本木5-17-1 AXISビル3F
Phone: 03-3587-0318
http://www.savoir-vivre.co.jp
バーンロムサイのスタッフ日記でも紹介されています。
http://www.banromsai.jp/new_photo_diary/2011/05/post-701.html

ウサギちゃん。

かわいいウサギを4羽飼いました。






嘘です、このとおりネコです。
耳がやわらかいので指でほんの少し押さえるだけでウサギに、、、。






、、、癒されます。