2011/05/27

日常の小話- ;;雨;;;

 最近、私の中でガラリとその存在意義を変えたもの、それは、「雨」です。バンコクにいるころの「雨」の存在は、「迷惑なもの」、突然降りだすスコールは、アスファルトの地面をアッと言う間に覆いつくし、下水溝から油まみれの真っ黒い排水が漏れ出し、急いでタクシーに乗り込めば渋滞で一向に前に進まない、「しまった、つかまってしまった。」という少なからずの後悔にさいなまれる存在、それが「雨」だったのです。

それが、夏を迎えたチェンマイに身を置いてからは、「雨」は、まさに「恵みの雨」にその存在意義を変えたのです。 ゴロゴロと空が鳴りはじめると期待が高まります。「しまった、つかまってしまった。」が「やってきた!」に変わったのです。空が鳴りはじめると草木がざわめきはじめ、涼しい湿気を含んだ気持ち良い空気が鼻孔をくすぐります。降り始めた雨は、急ぎ足の心を穏やかに沈め、私たち2人は自然とコーヒーカップを片手にボーっと屋根から流れ落ちる水に見入るのです。気温も34度から26度まで下がり、まさに天然のエア-コンディショナ-、30度を越えると、もうエアコン買ってしまおうかと思い悩みますが、雨が降り出すとそんな悩みも吹き飛びます。チェンマイでは、なるべく自然に沿って生きていきたいものです。

身の回りの環境が少し変わっただけなのに、不思議なものです。



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仕事場周辺で起こる日常の出来事をチェンマイの自然の中で生きる人や動・植物のレポートと交えて「日常の小話」のラベルで紹介しています。